僕が死んだときになにかと便利なので妻の実家の近くに引っ越しをした。
義実家から徒歩6分、地獄が近づいた気分だ。
死んだらせめて天国に行かせてほしい。
梱包も荷ほどきも出来ないので引っ越し屋さんにお願いしたら、通常の3倍の料金がかかった。
良いサービスというのは高くて当然で、本来そうあるべきだ。
それを理解しつつ営業マンと値下げ交渉をした。
どこまで値段を下げられるのか試したかった。
結果、ルンバが一台購入できるぐらい安くなった。
無理な値下げをするとしわ寄せが現場作業員に行くけど、
値下げしなかった場合の利益が現場作業員に届くわけでもない。
値下げした金額の半分を現場作業員にチップとして1人づつに手渡した。
プロだからチップの有無で仕事の質は変わらないなら、なおさらチップがあった方がいいよね。
ここの業者がそうだとは思わないけど、引っ越し業界のブラックぶりは認知されつつある。
若い人がサービス残業で低賃金なのがデフォルトになりつつある社会に僕は疑問を感じる。
ネットで不買運動を煽ったりバッシングするのは逆効果だ、
溜飲は下がるかもしれないけどさらに働く人にしわ寄せが行く。
怒り矛先で貫いた結果を考えなければ意味がないのだ。
消費者の考え方で働く人が楽になるような気がする。