50ccバイクで群馬を旅しているとき野生のカモシカと出会った。
カモシカは国の天然記念物なので保護されているが生息数が増え、
一部の地域では駆除もされる不思議な動物だ。
ちょっと前にサギを駆除していたハンターが間違って天然記念物のコウノトリを誤射してしまい大きなニュースになった。
ハンターが間違えてしまうほど似た動物の片方を駆除して片方を保護する。
個体数の調整だったり絶滅を防ぐために必要なことなんだけど、
天然記念物の指定も駆除の指定も全ては人間のさじ加減だ。
ネットではハンターを糾弾する声が大きかった。
コウノトリの絶滅を危惧する声ももちろんあったが、他人の失敗に蜜の味を感じる人が多いようにも感じた。
正当化も擁護もするつもりはないけど、人はミスを犯してしまうものだ。
写真を撮りながらどこまで近づけるか試してみた、気分は動物写真家だ。
ジリジリと近づいたらあっさりツノに触れることが出来た。
野生を舐めてるのかって説教したくなるぐらい警戒心がない野生のカモシカだ。
よく見ると前脚から腹部にかけてボロボロだった。
疥癬病で弱っているようだ。
お尻を触るとガリガリだった。
衰弱してもうすぐ死ぬのだろう。
疥癬病で弱っているようだ。
お尻を触るとガリガリだった。
衰弱してもうすぐ死ぬのだろう。
楽にしてあげたい気持ちもよぎったけど止めた。
かといって動物病院につれて無責任に助けるわけにもいかない。
かといって動物病院につれて無責任に助けるわけにもいかない。
自然のなりゆきに任せるしかない。