1ヶ月の放射線治療が終わって退院をした。
全然スリムになっていないのが不思議なところ。
最初は病院のベッドごと治療室に運ばれていたのが、車椅子移動になり、
杖になり、最終的に杖なしで歩くことができるぐらいにまでなった。
ただ根本的な治療ではないので助からないことには変わらない。
でも残りの寿命が歩けるようになるのって大きいよね。
でも残りの寿命が歩けるようになるのって大きいよね。
放射線科の医療スタッフに遺影を持ってもらい記念撮影をした、
写真を撮られるのが苦手なのでこのスタイルはストレスがなくていい。
そして幡野トーク、緊張して寿命が縮みそう。
あれよあれよと終わり、緊張して前日にほとんど眠れていなかったことと、
ホッとして疲れがドッと出てグッタリしていました。
ガンになってアマナさまの会場でトークショーするとは夢にも思いませんでした、
34歳でガンになるとも夢にも思ってなかったけど。
会場にガン患者の方が2人いらしていました。
1人は抗ガン剤治療をして苦しみながらも闘う選択をし、
1人は抗ガン剤を使わず全てを受け入れる選択をしていました。
僕は本人が納得して選んだ治療ならどちらの選択も正しいと思いますが、
正反対とも言える治療法の2人から感謝の意を伝えられたことに驚きました。
今朝エッグベネディクトを食べながら、頂戴したメッセージに目を通していると、
ご自身や家族の病気や生きることの悩みなどを僕に打ち明けてけくる方が多いことに気がつきました。
病気だけでなく生きる上での悩みは多くの人が抱いているものだけど、
それを僕に打ち明けるということが凄いことだとも思いました。
確実に寿命を削ったトークショーだったけど、大きなインプットがあり、
それをアウトプットに活かすことができるので寿命以上に価値のあるものでした。
ずっと入院していた僕1人では幡野トークの実現は不可能です。
沢山のスタッフをまとめることも、会場を貸してくださったアマナさまとの調整など、
いまの僕には会場に椅子を並べることもコーヒーを淹れて配る体力もありません。
たくさんの友人が手伝ってくれました、本当に感謝しています。
ただでさえ忙しいのに打ち合わせのために何度も病院まで足を運んでくれて、
緊張している僕から巧く話を引き出してくれた鈴木心さんへ感謝をしています。
なにもりも会場に足を運んでくれて僕の話に耳を傾けてくださった皆様に感謝しています、
お預かりした募金は慎重に扱います。
みなさまが天国に行けるように、あの世で交渉と手配をしておくことを約束します。